卒業

卒業

卒業祝いとは

学校を卒業したことの御祝をするのが卒業祝いです。
子供が無事に成長して大人への道を歩んでいることを御祝する大切な儀式となります。
一般的には身内の間で行うものであるため、よほど親しいのでないかぎりは友人や知人からお祝いをする必要はないでしょう。

卒業と入学が重なるケースがありますが、この場合は入学祝いを優先させるべきでしょう。
卒業をした後には新しい生活が待っているため、それに合わせて祝いの内容を考えるべきです。
どのようなものを贈っても良いというわけではなく、相手がもらって嬉しいものであり、迷惑をかけないようなものを選ぶべきでしょう。

できれば、相手にどのようなものが欲しいのか、何をもらったら嬉しいのかを聞いておくべきでしょう。
持ち物が重なってしまうのは極力避けるべきです。
卒業祝いをする時期については卒業式の前後が望ましいです。

できれば、卒業式が行われる当日よりも前にお祝いを済ませておくべきでしょう。
そのため、遅くとも3月中には相手にお祝いの品を贈れるように準備しておいてください。

卒業祝いは内輪で行うもののため、パターンとしては両親から子供へ、祖父母から孫へ、あるいは叔父や叔母が甥や姪に贈ることになります。
また、兄弟姉妹が卒業祝いをするケースもあるでしょう。
家族や親族でないならば、卒業祝いを贈らなかったとしても特にマナー違反とはなりません。

卒業祝いはどうするべきか

贈り物は本人が喜ぶようなものにするべきですが、ゲーム機のようなものよりも、もっと実用的なものの方が良いでしょう。
現金を贈る場合には、5千円から1万円までが中心となっています。
中学校以上のお子さんに贈る場合には、現金や文具券、図書券といった自由に使えるものの方が喜ばれることが多いです。

現金や商品券、靴、腕時計、自転車、パソコン、スーツといったものが考えられるでしょう。
これから社会人になる方への贈り物としては、実印のように本当に役に立つものを贈るのも良いでしょう。
卒業祝いは本来子供に対するものであるため、お返しを考える必要はありません。

どうしてもお返しをしたいのであれば、子供本人からのお祝いの言葉を伝えると良いでしょう。
電話でありがとうとお礼を言わせたり、お礼状を書かせるといった方法があります。

卒業祝いにはメッセージを添えておくと良いでしょう。
特に直接手渡しをすることが困難な場合には、メッセージカードを添えておいて、お礼の言葉を伝えましょう。
どのような内容でも構わないため、心の底からお祝いをしたいという気持ちを伝えるべきです。

卒業祝いに関しては細かいマナーは特にないため、相手に迷惑のかからないようにしていれば大丈夫でしょう。
ただし、あまりにも高価なものを贈るのは逆に迷惑となってしまう可能性を考えましょう。