【女性】振袖を知って、選ぶ

振袖

成人式で女性は振り袖を着る

成人式では女性は振り袖を着ることになります。
しかし、そもそも振り袖とは一体どういったものなのでしょうか。
現代では振り袖を着る機会はほとんどなく、成人式で初めて着るという方も多いでしょう。

振り袖とは袖丈が長いのが特徴であり、着物の中でも特に華やかなものとなっています。
成人式という晴れの舞台にふさわしいものであり、未婚の女性が着用するものの中では最も格式のある礼装とされています。
振り袖の歴史は江戸時代からであり、当時に比べて現代ではさらに袖が長くなっているのが特徴です。

袖を振るという仕草は女性が男性に対して好き嫌いの思いを伝えるために使われていたそうです。
また、袖を振ることによって、厄祓いやお清めの儀式としても用いられていました。
この意味から、現代の成人式では振り袖を着ることによって、身を清めるという意味もあるのです。

振り袖には色々な柄が存在していますが、実はそれぞれにきちんとした意味があります。
ボタンは富貴や美の象徴であり、菊は病と無縁であることを願うものです。
桜は国花であり、女性としていつまでも輝かしい存在であることを願います。

蝶は成長を祈るためのものであり、松竹梅は成人式という門出を祝福してくれるものです。
このようにそれぞれの柄に意味があるため、自分の着る振り袖の意味を調べてみると良いでしょう。

実際に振り袖を着るためには

成人式のためにわざわざ振り袖を購入する方は少なく、ほとんどの方はレンタルで済ませることが多いです。
あるいは姉妹や親戚、母親などが昔着ていた振り袖を利用することもあります。
振り袖には半衿や重ね衿、帯揚げ、袋帯、帯締め、草履、バッグといったものでコーディネートをします。

お店に行けばどのように振り袖を選べばいいのかきちんと教えてくれるため安心しましょう。
実際に色々な振り袖を試着してみて、自分に合うものを選びましょう。
振り袖に詳しいスタッフがいるため、分からないことがあれば何でも質問しましょう。

振り袖を試着する際には服の上からでも大丈夫なため、安心して気軽に試着できます。
振り袖には洋服にはない柄が存在しているため、着てみると思いがけず似合う振り袖を発見することもあります。
色々な振り袖に挑戦してみることによって、自分の思いがけない一面を知ることになるでしょう。

きちんとしたお店であれば、トレンドの柄をたくさん揃えているため、自分に合っていて、お気に入りの振り袖を必ず見つけることができるでしょう。
試着は1枚につき5分程度でできるためそれほど手間を取ることはありません。
前撮り写真を撮影することになるため、それによって当日のイメージを確認することができます。

振り袖選びは時間に余裕を持たせて行いましょう。
振り袖の柄の意味も考慮することをおすすめします。