自宅結婚式の魅力と流れ

昔から行われてきた日本の結婚式「自宅結婚式」

第二次世界大戦後、神前挙式やキリスト教式の結婚式が主流となりましたが、それ以前、戦前は新郎の家に両家の親族があつまり、自宅で結婚するという事が一般的でした。
よく昔の写真や結婚式の様子で、花嫁行列などをみますが、これは新郎の自宅で挙式を行っていたからこそ見られた風景です。

花嫁は支度を整えて、媒酌人と共に新郎宅に向かいます。
昔は自動車などもあまり普及していない時代です。
新郎と新婦は見合いで結婚が決まったという事も多かったので、隣村や近所の方がお相手という事も多く、新郎の家まで両親と媒酌人と共に花嫁が歩いて向かうという事も多かったのです。
これが花嫁行列で、近所の方や子供たちは花嫁さんを一目見ようと道で待ってますし、こうした花嫁行列で美しい白無垢姿のお嫁さんが歩いているのを見て、子供たちは憧れを持ったことでしょう。

三々九度など結婚の誓いの盃を交わしますが、これは自宅結婚式がルーツとなってのでは?とも言われています。
まさしく結婚式というよりも祝言をあげるという言葉がぴったりの自宅結婚式です。

地方の旧家などでは未だ行われているところもある

伝統的によい家柄で古くから旧家と呼ばれている家などでは、今でもこうした自宅結婚式が行われることがあります。
少なくなってきていますが、地方の旧家などはいまだ、こうした伝統的な挙式を行う場合もあります。

昔の自宅結婚式は今よりもずっと硬いもので、現代はどちらかというとフランクなイメージの挙式となっています。
結婚式というと、挙式費用、披露宴費用などかなりの料金がかかり、日本の場合、300万円程度かかるといわれています。

自宅結婚式にすることで、デリバリーを利用したり、庭などでバーベキューをするなど予算を抑える事もできます。
身内だけのアットホームな雰囲気があり、現代こそ、印象的なお式になるでしょう。

結婚式のデリバリーサービスも多くなっている

結婚式そのものを自宅にデリバリー出来るというサービスも登場しています。
庭とリビングを繋げて特設会場を作り、赤の絨毯を敷きバージンロード的なものを作ったり、テーブルなども結婚式にふさわしいものを準備、勿論、お酒も食事もデリバリーで持ってきてくれるので安心です。
ご両親も新郎新婦も慣れている自宅で結婚式を行うことで、記憶に残る印象的な結婚式となるでしょうし、デリバリーサービスなどを利用すれば、会場づくりも何もかも行ってくれるので、かなり楽になります。

自宅での挙式はお子さんたちが飽きてしまったら、お子さんたちは別の部屋に行ってゲームをして遊ぶとか、庭で行う場合、外で遊んでいてもいいでしょう。
形式にとらわれず結婚式を考えていくと、自由にいろいろなことができるという事がわかってきます。
予算的な面でもメリットの高いお式となりますので、検討してみてもいいでしょう。