神前結婚式の魅力と流れ

神前結婚式とは

日本で昔から行われてきた伝統的なお式、それが神前結婚式です。
歴史は以外と浅く、明治33年、大正天皇ご成婚時において、神社で結婚の儀が行われてことで一般にも広がったお式です。

それ以前は、新郎の実家で親戚が集まり祝宴が行われていました。
大正天皇のご成婚の後、第二次世界大戦以後、この神前結婚式が主流となりました。
三々九度を行い、お祓いなどを受けて神様の前で夫婦の誓いをたてます。
神社の拝殿で行われる挙式の後、ホテルや結婚式場などで披露宴を行う、もしくはホテルや結婚式場に拝殿があり、そこで挙式、披露宴を行うなどの挙式方法です。

挙式の参列は親族まで

挙式は神社、またホテルや結婚式場などによって違いがありますが、リハーサルのような説明がありますし、実際は係員がいてそのスタッフの指示に従って動けばいいので、難しい事はありません。

教会での挙式の場合、教会に入る事が出来ればご友人なども挙式に参列する事ができますが、拝殿で行う神前式の場合、一般的には親族が参列し、ご友人などは参列しません。
通常、30名ぐらいという神社が多いでしょう。

拝殿に入るときには、手水の儀を行い、身を清めます。
結婚式場などで行う場合、こうした身を清める儀式などは省略されることが多いのですが、神社では必ず行います。

挙式の最中の注意点

親族のお子さんが挙式に参列するという事もありますが、儀式の最中お子さんがぐずって泣き出したら、一緒に連れて静かに退場します。
写真などの撮影は禁止という神社もありますので、確認しておく方がいいでしょう。

結婚式場やホテルで行う神前式の挙式は神社の儀式と違う点もあります。
そのため、神社で挙式を行う場合、しっかりと神主さんのお話を聞いて、どのような流れになるか、理解して奥穂具合いでしょう。

神前挙式の流れ

入場は神社の係員の指示に従います。
新郎新婦、新郎の後ろに売却人、その後ろに媒酌人婦人がつき、双方のご両親、兄弟、祖父母、叔父叔母などの親族という具合に、関係が深い順に並び入場します。
着席の位置などは係員が指示してくれます。

司祭の斎主斎員が入場、着席し、開式が告げられお祓いが行われます。
一同起立、深くおじぎをしてから軽く頭を下げてお祓いを受けます。

斎主が深く一拝し、一同起立し一拝、この後神様に米、酒などを備える儀がありますが、通常、お供えしてあります。
祝詞が奏上され、結婚を神様に報告します。
その間、一同起立、頭を下げます。

流れとしては参列者が入場、着席し、斎主以下斎員が着席、お祓い、斎主一拝、献饌、祝詞奏上、三献の儀(三々九度)、新郎新婦誓詞奏上、指輪交換、玉串奉奠、親族杯の儀、斎主一拝、退場という流れになります。

三々九度のやり方、玉串の捧げ方などは、係りの方が指導してくれますので、それほど心配はいりません。
緊張する経験となりますが、こうした儀式を受けることは人生にたった一度の事なので、非常に感動する経験となるでしょう。